Japan Trigger Point Gymnastics Study Group
日本TP体操研究会
今回公開いたしますTP体操は、比較的安全に実施でき、なおかつ効果的なものを選んでおります。
しかしながら、TP体操は本来、個別の指導を受けて頂くことにより、その方のお体の状態に適した体操を選択し、安全かつ効果的に行なって頂く必要があります。
速やかな効果の発現が期待される分、実施方法を誤ると不測の事故につながる可能性が無いとも限りません。
そこで、TP体操の実際について説明する前に、行なって頂くにあたっての一般的な注意事項をご説明いたします。
①体操は軽く行ない、力を入れ過ぎてはならない。
②ゆったりと行ない、急な動作は行なわない。
③ぎゅーっと力を入れた場合は、ゆっくり元に戻すこと。
④関節を傷めないよう、曲げ過ぎたり、伸ばし過ぎたりしない。
⑤一度に大きな動きをしてはならない。最初は小さな動作から始め、様子を見ながら徐々に大きな動きに移行する。
⑥体操中に痛みが出る場合は中止する。続行する場合は痛まない範囲で行なう。
⑦体操中は、筋肉に疲れた感じが出ないように行なう。疲労感が出始めたら同じ動作は行なわず、実施部位を変えたり、左右を入れ変えたりすること。
⑧体操後に痛みが出たり、体操前より痛みが強くなる場合は行なわない。
※①~⑦の注意事項を確認し、痛みが出ないように工夫して行なう。
⑨体操により比較的早く痛みが和らぐ場合があるが、組織の修復に先行して、痛みが軽減する場合があるため、痛みが和らいだあと数ヶ月は激しい運動は控えること。またスポーツなどを再開する場合は、軽い練習メニューから徐々に始め、急に通常の練習を行なわないよう注意する。
⑩骨や関節等に異常がある場合は、医師に相談のうえ実施する。
⑪重篤な疾病が有る場合は、必ず医師に相談のうえ実施すること。