手のトリガーポイント体操(TP体操)

 

【グッパ振り振り体操】
手指のこわばり及び前腕の疲れを解消する。

 中年以降になると朝起きたときに手を握ると、指の関節に力が入らないときや、関節に違和感が生じ、カクカク音がする場合があります。
 そのような時にこの体操を行なうと指先がじゅわーっと暖かくなり、違和感が消えていくから不思議です。
 また、うでを頻繁に使う方は、前腕の筋肉がパンパンに硬くなり、だるさが取れない場合がありますが、このような時にも即効性があります。

 

《実施方法》
①立位で左右のうでを同時に、体の横の位置で前後に軽く振る。
②うでが体の前から後の位置に来ようとするときに軽く手を握り、うでが前の位置に戻ろうとするときに手の筋肉を弛緩させる。これを数回行なう。
③今度はうでが体の前から後ろの位置に来ようとするときに軽く手を開き、うでが前の位置に戻ろうとするときに手の筋肉を弛緩させる。これを数回行なう。
④上記の②と③で1セットとし、これを数セット疲れない範囲で行なう。
⑤両手を胸の前で組み(お祈りをする時のポーズ)ギュッと数回握る。
⑥両手を組んだ際、右手親指が上になっていた人は左手親指が上になるように組み替え、左手親指が上になっていた人は右手親指が上になるように組み替えて、数回ギュッと組んだ手に力を入れる。
⑦両手を組み替え、もう一度⑤を行なう。
⑧両腕を体の横でブラブラブラと適当に振る。

どうですか。簡単な体操でしょう。
そして体操後の手の感覚はどうでしょうか。
TP体操は、上手く出来た時は瞬時に筋肉が変化いたします。
また上手く出来なかった場合でも、それなりの効果がありますので不思議です。

『ここでご紹介するTP体操は比較的安全なものを選んでおりますが、本来指導者のもとで実際の指導をお受けになられた後に行なって頂くことを基本としております。上記の内容を実施される場合は、《実施方法》及び「実施における注意事項」をよくお読みの上、あくまでもご自身の責任において実施して下さい。万一事故が発生いたしましても当方では責任はとれませんのでご注意ください。また、痛みが発生するような方法では、絶対に行なわないようお願いいたします。』